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■漫画家・大島永遠の仕事情報・近況■

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担当さん

私の漫画家人生初の担当さんと、久しぶりに再会しました。

当時私は16歳。
漫画家とは別の夢があり、趣味で漫画を描いていた私を商業誌の世界へスカウトし、たくさんの仕事を与えてくれ、成長させてくれた編集部の編集さんです。
(その会社は現在は立派な出版社ですが、当時は少人数の編集プロダクションでした。)

「写植にはQ数というものがあるから吹き出しの大きさは考えよう」とか、
「縮小がかかるから線の太さはこれくらいにしてみよう」とか、
画面のコントラストのバランスとか、
漫画の基本的なことを全て教えてくれた人です。

ページ数の少ない4コマ漫画やショート漫画でも妥協なく取り組んでくれ、
私のネタが面白い時には声を上げて笑い、
微妙な時にはどうすれば良くなるのか、何時間も真剣に打ち合わせ。

それまで独りよがりで好き勝手に漫画を描いていた私に、
「仕事としての漫画の面白さ」を教えて下さいました。

時には意見のぶつかり合いもありましたが、双方真剣だからこそのやりとりで、楽しいバトルでした。

それはたった16歳の未熟な私に対しても、上から物を言うことなど一切しない、あくまで「同じ目線」でのやりとりです。

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その後10数年。
本当にたくさんの編集部、いろんなカラーの編集者と関わり、
今振り返るとあんな空気の編集部は貴重だったんだな、としみじみ思います。

残念な話ですが、
…「もしこデビューがこの会社だったら、きっと「漫画家」という職業に幻滅して、辞めていただろうな」
という編集部も確かに存在しました。

最初に関わった編集部があの会社で本当によかった。
大げさでも何でもなく、今まで私が漫画家を続けてこれたのは、最初に出会った編集部、編集者のお蔭です。

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そんな訳で多大にお世話になった初代担当さん。
プライベートでも友人としていろいろ遊んでいた気がしたんですが、ゆっくり会うのは8年振り?くらい。
当時お互いぺーぺー漫画家・編集者同士だったと記憶しているのですが、当然ながら立派な役職になっていらっしゃって、なんていうかお互い年を以下略

でも、空白期間を余裕で吹っ飛ばす、当時のまんまのノリで盛り上がり。
相変わらずの「男の美学」論炸裂。
ゴーイングマイウェイっぷりも健在。素敵!(誉めてます)

タメ口叩ける数少ない編集さん。
未だに頭が上がらない相手です。



(永遠)

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